半年ぶりの中国出張

こんにちは社長の氏神です。

 3月4日より、中国・東莞市にある当社工場へ出張してまいりました。約半年ぶりの訪問となりましたが、お客様のご支援もあり、現地の業務は順調に稼働しており、まずは安心いたしました。

滞在中には現地幹部との食事会も開催し、日頃の努力と成果を労う良い機会となりました。直接顔を合わせてのコミュニケーションは、やはり組織の一体感を高める重要な時間だと改めて感じます。





さて、中国といえばEV(電気自動車)の普及が著しいことで知られていますが、今回もその進展を強く実感しました。工場周辺でもガソリン車よりEV車の方が多いのではないかと感じるほどです。

その象徴的な体験として、今回「ロボタクシー(無人タクシー)」に乗車する機会がありました。専用アプリで配車を行うと、わずか5分ほどで指定場所に到着。目の前に現れたのは、完全無人のEV車でした。スマートフォンのBluetooth認証でドアが自動開閉し、音声案内に従って乗車。スタートボタンを押すと、いよいよ自動運転が始まります。

走行は非常にスムーズで、Uターンや車線変更も自然そのもの。交通状況が決して整っているとは言えない環境の中でも、周囲の車両やバイクの動きを的確に捉え、柔軟に対応していく様子には驚かされました。横断歩道での歩行者認識や、突然の飛び出しに対する急ブレーキなど、安全性の高さも強く感じました。

また車内では、音声操作で音楽やドアの開閉、さらにはシートマッサージまで利用できるなど、快適性の面でも非常に高いレベルにあります。約30分の移動は、未来の移動体験を先取りしたような時間でした。

目的地到着時には音楽とともに感謝のメッセージが流れ、降車後は自動でドアが閉まり、静かに走り去る姿が印象的でした。

なお、深圳市や広州市では、さらに多くのロボタクシーが走行しているとのことで、中国の技術革新と社会実装のスピードには圧倒されるばかりです。一方で、日本における規制の厳しさを考えると、この分野での普及にはまだ時間がかかるのではないかとも感じました。

現在、中国経済には減速感があるとも言われていますが、現地に足を運んでみると、その印象とは裏腹に、技術の進歩や社会の変化のスピードはむしろ加速しているようにも感じられます。この現実を肌で感じると日本も国や企業が一体となりスピード感をもって動かないと世界から取り残されてしまうのではと危機感を覚えました。