プレス部品の脱脂洗浄

プレス加工では、金型の焼き付き防止や加工性の向上を目的として、「プレス加工油」と呼ばれる潤滑油を使用します。
しかし、加工油が製品表面に残留したままだと、メッキや熱処理などの表面処理に悪影響を及ぼす他、変色などの外観不良や成形時の不良の原因となる可能性があります。その為、脱脂洗浄工程において、表面の加工油をしっかりと洗浄・除去する必要があります。

バラ自動洗浄

バラ納入品の洗浄には、自動洗浄ラインによる超音波洗浄を行っています。プレス製品同士が張り付いたり絡まったりすることで洗浄が不十分になるケースもありますが、当社ではこれまでの豊富な経験を活かし、製品形状に応じた専用治具の製作や洗浄条件の最適化を行うことで、高品質な洗浄を実現しています。
洗浄工程は、プレス製品が洗浄カゴにセットされた状態で自動的に洗浄槽を通過し、洗浄後は真空乾燥機によって乾燥処理され、自動排出されます。多品種少量生産にも柔軟に対応できる体制を整えておりますので、安心してお任せください。

フープ自動洗浄

フープ状で納入されるプレス製品に対しては、自社製の専用フープ洗浄槽を使用し、プレス加工ラインと連動したインライン洗浄を行っています。製品形状に応じてガイドを工夫することで、洗浄ムラや残留物が発生しないよう最適化を図っています。

プレス加工からフープ洗浄、そして自動巻き取りまでが一貫して自動化されており、大量生産にもスムーズに対応可能です。洗浄液の管理についても、第三者機関による洗浄残りの分析データに基づき、パンチ数に応じた液交換を行うことで、常に安定した洗浄品質を維持しています。

洗浄液について

バラ洗浄・フープ洗浄のいずれにおいても、環境に配慮した炭化水素系の洗浄液を使用しています。
使用後の洗浄液は社内で再処理を行い、循環利用することで、持続可能な生産体制を実現しています。